勝負だ!爺様!前編。
その日もキャディ業務の為、朝8時頃家を出てマイカーでゴルフ場に向っていた。
自宅を出て大きな通りに出た所でコンビニに寄り、その日のおやつを買うのがキャディの時の習慣になってしまってすっかり定着。
特に欲しくなくても、コンビニのお菓子コーナーで10分程度は飴ちゃんにしようか、それともガムにしようか?・・あ、待てよ、今日は疲れてるから栄養ドリンクもありかな~と、あれこれ悩むのがけっこう楽しい。。。というよりそれはキャディ業務の前のプチ逃避行動。家を出る時には既に時間ギリギリなのに、コンビニが目に入るとどうしてもフラフラと寄ってしまう私・・・。
毎日違うお客さんに付いて天国だったり地獄だったりと日によって運命が違いすぎるので、その日がどんな日になるのか、ゴルフ場までの道中はいまだに緊張します。そう、ちょうどジェットコースターに乗る時のような緊張感。
往路はまさにジェットコースターがもう後戻りできない地上からどんどん高度を上げて頂点に向っている感じ。 大袈裟か。
ハイな状態と言っても絶叫マシーンじゃなくて、地方都市のゆるゆるジェットコースターぐらいのプチハイ状態ね。
さて、コンビニでお菓子をひとつだけ買ってとりあえず気が済んだので、車に乗り込んで再出発。
よーっしゃ!もうまっしぐらに行くしかない。気持ちも切り替わったし時間も無い。レッツゴー!
なのにいきなり制限速度より遅い車に邪魔され、ノロノロ運転を強いられる。追い越そうにも隣の車線を走る白いセダンも微妙な距離を保ったまま遅いので追い越せないし。。。( ̄⊥ ̄lll)
前方の信号は歩行者信号がもう点滅してるじゃないの・・・くそっ、早く行ってくれないと信号に引っ掛かっちゃうじゃないの。。。遅れそうなのに。。イライラ。。。
少し前を走っている右前方の車の後にピッタリくっ付いて『速く行けよ!』と煽るも、マイペース。<`ヘ´> くそくそ。ゆっくり行くのなら左車線を行けよ!とか毒つく。
と、信号が黄色になって当然止まるかと思われた左車線の車が、赤信号になったのも無視してそのまま交差点を突っ切る。
右車線の車は止まる。うっ。こっちは止まるのか。。。(T_T)
こら~~~っ、自分だけかよ!
あんなにトロトロ行ってて、結局自分だけ通過?
あ"~~~~っ! ムッキ~~~~~ッ!
なんて幸先の悪い。
左の車はもちろん、右に並んでゆっくり走ってた車も腹が立つ!
ハイになってるので、いつもより余計腹が立つ私は思いっきり大声を出してののしった後、前が空いている左車線に戻る。こらこら~!いったいどんなヤツが運転しとんじゃ~!と思いっきりガラの悪い目つきで右車線の運転席を見ると・・・60代後半と思しき男性がルームミラーを覗き込んで、首に巻いたおしゃれスカーフを直している。
爺様かよ。。
そんな事だろうと思ったよ。やれやれ。
スカーフなんか直してんじゃないわよ。朝は皆忙しいんだから、せめて制限速度プラス10㎞位では走ろうよ。。。。
しかし、それにしても爺様、さっきあれだけ煽った私が隣に並んでにらんでいるのに全く気付かずバニティーミラーを覗きこんでスカーフの結び目を気にしている。
(-_-;)
(@_@);;・・『およよ。こりゃまた朝っぱらからやたらめかしこんだ爺様だよ・・・お、今度は髪型を気にしてるか?・・・で、その次は口髭を指で何度も撫で付けてる・・・』それにしても鏡を覗き込む真剣な姿勢は尋常じゃない。『おいおいこれからデートかぁ~? (-.-) で、相手はどんな女よ? どんな所でデートするんだろう? 』と、つい暴走気味妄想が膨らみ、目が離せなくなっていた所、その爺様わたしの執拗な視線に殺気を感じたのか、不意にこちらに向き直ったのでバッチリ目が合ってしまった!(;一_一)
私はなにげに顔を前方に戻し、目の玉だけ動かして隣の気配を窺っていると、まだこっちを見ているようだ!!
なぬ~~~!
爺様、何?何なの?
これからキャディに向うプチハイ状態の私に何か文句でもあんの?
まあ・・・あれだけ煽られたら文句はあるだろうなあ。。。。
ドキドキ。
と、そこで信号が青に変わる。
私は思いっきりアクセルを踏んで、この気まずい状態からいち早く脱出する作戦に出た。タコメーターは一気に3000回転を超え、エンジン音もグワーンと上がると気分上々!
さあ、これから仕事よ!爺様にかまってる暇はないわ!
・・・・と思ったのも束の間、爺様の白いセダンが私の車に並んだではないか!!!
(*_*; え"~~~~~っ。
さっきは亀だった爺様なのに・・・・
た、対抗する気? 爺様。
ギロッと目をやると、爺様ったらニヤリと私を見るなり、アクセルいっぱいいっぱい踏み込む私を尻目に、スーーーッと前に出る。
なぬ~っ!
いい加減スビード出してる私をさらに上回るスピードで抜く?
よく見ると
白いセダンは・・・れれれレ○サス
あの24のジャックバウアーも乗っていた高級車だ。
やられた。
どうやら爺様を甘く見過ぎていた。
ここから先2キロの地点にある有料道路の料金所まで勾配のきつい登りが続くので、私のファミリーカーでは勝負にならない。
悔し紛れに『何よ!このご時勢に・・・そんな燃費の悪い走り方してバカじゃん』と自分の事は棚に上げて毒づく私。。。
所詮私は小市民。歯向かえない相手には一気に戦意も消失する。戦っても勝てないしね。。。
と納得しつつ料金所手前の最後のカーブを曲がり切ると・・・・
(゜.゜) おや?
レ○サスだ。
両車線に並んで走る遅い車二台に阻まれて、爺様レ○サスは前に出る事が出来ない模様。
(゜-゜)!
足踏み状態のレ○サスとぐんと距離が縮まる。
がはは。まだまだ勝負は付いてないみたいね。。。ふふ。
料金所のゲートは二つ開いている。。。その料金所を過ぎたら車線は合流し、1車線になってトンネルに入る。。したがって、このゲートを先に抜けた方の勝ち。
料金所では二つのゲートに既に3台ずつ並んでいて、爺様は右、追いついた私は当然左のゲートに並ぶ。
よ~~~っしゃ。料金所勝負だ!
「速く速く!」と前の車に向ってせかしてみるも、いったい何をもたもたしてるのか、1台目の車はなかなかゲートが開かず、爺様が一歩前に出る。
「速くしなさいよ!」「タコ!」と喝を入れたのが効いたか、今度はこっちの車線が2台すんなりと通過して再び爺様と並ぶ。
最後の1台ずつは爺様の側のゲートが若干はやく開き、爺様が先にゲートイン!わずかに遅れて私もゲートイン!
この時間帯は通勤時間なので、この有料道路を利用する車はほとんどがプリペードカードをゲートの無人機械に差し込んで通過するんだけど、プリペードカードを差し込む為にはギリギリに車を寄せないと手が届かない。カード差込口に素早くカードを差し込めるかが勝負の鍵となる訳で、当然私はその前からカードの差込面を差込方向に向けて持ち、ドアミラーが当たるギリギリまで寄せるやいなや、すかさずカードを差し込む。
こういう勝負において、私は負けない。
・・・勝負って、それは私の一人相撲がほとんどなんだけど、例えばスーパーのレジとかでもなぜかいつも勝負になってしまう。
列をなしてる沢山のレジの何処が速そうか目ざとく見つけ、同時に他のレジに並んだ人と勝負するとか。。。。負けるとくやしい。
なので、「2,354\です」とか言われて、まず札を出してから、「あ、待って」とか言っておもむろに小銭入れから5円玉とか1円玉を探す人にはイライラする。で、散々財布をかき回した挙句「あ、やっぱり無かった」とかいう人は有罪。いやその前に「○○\です」と言われてからバッグから財布を取り出す人はもう私の理解の限度を超えていて、懲役。
そんな人を見るにつけ、『待ってる時間があるんだから、用意しておきなさいよ!』と、私は思うわけです。超短気でせっかちな私の方が悪い・・・とも人は言う。
そんな私だから自分の番が来る前から残っている5円玉、1円玉をありったけ手に持ち、組み合わせを考えつつ、どんな端数が出てもすぐに対応できるよう待ち構えている。。。るんだけど・・・「2,300\丁度です」とか端数が無い時なんかはすごすごと小銭れに仕舞い込む羽目になりちょっぴりむなしい。。
おっと脱線。
料金所のゲートは・・・
私のゲートが先に上がった!
爺様のゲートはまだ上がらない!!
ヽ(^。^)ノ オーホホホホ!
わたくしの勝ちよ~ん。
爺様、カードを素早く差し込めなかったらしい。^m^
「お先に失礼~!」と1車線のトンネルに意気揚々突入したのでした!(^。^)V
あら・・・また話が長くなってしまいましたね。
実はこの先、この爺様との因縁の対決まだまだ続きがあるのですが、それはまた次回にいたします!
なるべく早くアップするので、忘れずに見に来てね~!
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【花子の本日の短歌】
負けて勝つ!それが出来ないばっかりに
随分損をしてはいるのに・・・
※ゴルフもそう。
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